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正法眼蔵アーカイブ2

jbls9500.exblog.jp
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2013年 03月 08日

ジェット化の私なりの考え方

フロントから出る音をホーンで遠くに飛ばす という手法は
多々みられますが、後から出る音をホーン化しようとする
手法は私の知る限りしている方はいらっしゃいませんでした。

実は仮想として、箱の中の音はフロントの音に少なからず
影響しているのではないかと疑い始め、良く箱の中に顔を突っ込み
“あーーー”なんて叫んで音の傾向を確認していたものです。
後面開放を採用しているのは、“箱”の音が好きでないためです。

それでも後面開放ボックスの内部はこうなっているのでないかと
思います。


ジェット化の私なりの考え方_f0247196_216942.jpg
後面開放ボックスの内部の音の流れ

後に開放されているものの、音がどちらにいっていいかわからず
中で迷走しながらボヤっと出ているのではないかと思います。

そのボヤっ…が回り込んでフロントの音と相殺して
音がボケたり、レンジが狭くなったりするのでは…


ジェット化の私なりの考え方_f0247196_2164272.jpg
音が相殺され、音が濁ったりレンジが極端に狭くなったりするのでは?


だったら、後からでる音をハイスピードにして、一定の方向に導き
遠くに飛ばすことにより、前の音の影響を極端に少なくする


ジェット化の私なりの考え方_f0247196_217776.jpg
ホーン化してハイスピードで後の音を飛ばす。音の方向も一定にする


そうなれば、前の音の相殺がなくなる また、迷走している音もスッキリと
一定化し、ユニットへの悪影響が少なくなるのではないかと…


ジェット化の私なりの考え方_f0247196_2173368.jpg
ホーン化して後の音が前の音を邪魔しない



考え方は以上ですが、考えがそのまま音になるとは限りません。
しかし、この対策をすると最初は迷走している音がするのですが、
しばらく鳴らしていると、音がどこに行けばいいかわかってくるようで
音がスッキリとしてきます。
とにかくスピードが上がります。
スピードが上がると、低音の再生能力が極端に上がり、ジャズのハイスピードな
再現が可能となってきます。
特にドラムの再現は素晴らしいものがありますね♪



小型のエンクロージャで、大きなエンクロージャで得られるものが
出ているのではないかと思っています。

スペースが少ない自宅の部屋でいくつもスピーカーを置くことは難しいのですが
このジェット化の成功により、収納可能な薄型&小型ボックスの作成が
可能となりました。

まあ、細かいことをいうと突っ込まれる部分があるのですが、
自分が満足すれば良しとしていただければと思います♪


by jbls9500 | 2013-03-08 21:04 | オーディオ


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