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正法眼蔵アーカイブ2

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2014年 03月 27日

ASTS(アンチスピッキングトーンアームシステム)

私のいまのお気に入りのレコードプレーヤーPDX-2000mk2
ですが、どうもこのプレーヤー アーム部分が秀逸のような
気がします。アームのよさがこのプレーヤーの音のよさを
演出しているような気がします。
カタログを見るとこんなことが書いてありますね♪
ASTS(アンチスピッキングトーンアームシステム)_f0247196_8185345.jpg

カタログの抜粋







ASTSなんていう言葉が出てきますね。
少し調べてみました。
ASTS(アンチスピッキングトーンアームシステム)_f0247196_8192877.jpg


レコードをかけているとき、針先は、その接点とプラッター中心を結ぶ線と垂直に交わる方向に引っ張られる。赤い矢印がそれである。一方、トーンアームは、軸を支点として回転できるようになっているので、赤い矢印の力の分力を考えると、図の緑の矢印の2つに力に分けられる。正回転の場合は、トーンアームがレコード内側方向に、また、逆回転時は、外側方向に力が発生し、それぞれを、インサイドフォース・アウトサイドフォースと呼ぶ。針圧が強いほど、この力が大きくなり、針飛びの大きな原因となる。ベクトルの授業を思い出してください。
 正回転しかしないリスニング用のレコードプレーヤーは、そのインサイドフォースを取り消す為に、反対方向に軸近辺でばねで引っ張るシステムを組んでいる。元々、リスニング用だったテクニクスSL-1200シリーズのアンチスケーティングダイヤルは、それを調整するものである。そして、DJで使用する場合、これをゼロにする。コレを上げておくと、逆回転時に、さらに、アウトサイドフォースが強くなり、針飛びが激しくなる。
 ASTSの場合は、下図のような構造となるため、インサイドフォース・アウトサイドフォースが発生しない。針飛びを防ぐ理想的な方法である

ASTS(アンチスピッキングトーンアームシステム)_f0247196_820136.jpg


ほう、こんなシステムが組んであったのですね。
S字アームはこのようなベクトルで力がかかるのですね。
なるほど 一般に販売されているS字型のアームはその力を
それを解消するために色々な機構が内蔵されているの
ですね♪ 

それがないというのもシンプルで好きです。
このアーム 実際に操作してみると非常に操作がやりやすく
振動も少なそうなので気に入っています。
DJの必要性から生まれたものが、ピュアオーディオでも
生きるというのはなかなか面白いですね。

プロ用はこれだから面白いですね♪


by jbls9500 | 2014-03-27 08:21 | アナログ


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